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もうすぐ本格的な鍋料理の季節。ある調査では、1シーズン(9月から翌年2月)の鍋の平均実施回数は約20回で、10日に1度は食卓にのぼっている計算になる。マンネリになりがちなメニューだけに気になるのが「目新しさ」。さて、今年のトレンドは-。(榊聡美)
去年はパクチー鍋
外食を中心に話題を呼びそうなのがトロピカルフルーツをはじめ、色とりどりの果物を使った鍋だ。
飲食店検索サイトを運営する「ぐるなび」(東京都千代田区)は先月、平成29年版トレンド鍋を「フルーツ鍋」と発表した。
ちなみに昨年は「草鍋」。ブームとなったパクチーを山のように盛った鍋が、飲食店の人気メニューになった。
秋冬に楽しむ鍋になぜトロピカルフルーツ? ぐるなびによると、「天候不順だった夏を、鍋で取り戻したい人が増えるのでは」。東日本では8月の冷夏・長雨で夏を満喫できなかった人が、鍋でトロピカル気分を楽しむ、というわけだ。一方、フルーツはクエン酸など、疲労回復に役立つ成分を含むものが多いため、猛暑が続いた西日本でも夏の疲れを癒やすフルーツ鍋がウケる、と予測する。