韓国外交部によると、現時点で五輪の開会式や閉会式に合わせ各国首脳が訪韓する計画は確定していないという。やはり、各国首脳が北朝鮮の暴走の恐れのあるミサイル圏内に入るには安全の確保は大前提になるが、その条件が整っていないということだろう。
そして、北朝鮮は、平昌冬季五輪を平和の祭典として成功させたい韓国の思惑を逆手に揺さぶりをかけているようにも見える。
共同通信によると9月15日、IOC総会が開かれたリマで北朝鮮の国際オリンピック委員会(IOC)委員、張雄(チャン・ウン)氏は、記者団に平昌冬季五輪が選手にとって安全な場所になるかと問われ、こう答えた。
「スポーツマンとしてはそれを期待しているが、誰にも分からない」