軍事ワールド

韓国と北朝鮮 映像で精強ぶりをアピールも、その内幕は…

雨が好きな兵士

 訓練していたのは「予備軍」の兵士たち。韓国では約2年間の徴兵制度を済ませたあとも、8年間は「予備兵」という立場を国から強制される。事あれば現役兵として即、招集される身分なのだ。

 このうち最初の6年間は、年に数日(2泊3日など)、訓練に呼び出されるのだ。招集令状は現代らしくメールで来ることが多いが、訓練内容はアナクロそのもの。にわか編成の部隊で夜間行軍や敵陣奪取などの訓練を行うのだ。ただし雨が降れば室内訓練に切り替わり、これが体力的に楽なため、雨は歓迎される。ちなみに勤め先には公休として認められるという。

 こんな部隊が夜間に山岳地で訓練というだけで絶望的だが、そこへハチの襲撃では全滅するのも無理はないか。

 刺された兵士は「痛みを訴えたが、軍の担当者は右往左往するだけだった」と批判し「20〜30分経ってから、救急車ではなく普通のバスで病院へ移動した」。しかも「バスに乗ってから『呼吸困難やめまいはないか』と質問したのが応急処置の全てだった」と怒り心頭の様子。

 病院まで20分以上かかったことについても「もっと近い病院があったろうに」と怒りは収まらなかったという。

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