軍事ワールド

韓国と北朝鮮 映像で精強ぶりをアピールも、その内幕は…

 レーダーに反応する強弱を示す指標として「レーダー反射断面積(RCS)」が用いられる。米軍などの資料では、1960年代のベトナム戦争に使われたB-52はRCSが100m2で、ジャンボジェット機とほぼ同じだ。対極のF117は0・025m2と昆虫レベル。そしてB-1Bは0・75〜1m2と、ミグ29(露)やラファール(仏)といった小型戦闘機の2〜3m2よりも、さらに見えにくい。米海軍の艦上戦闘機FA-18Eスーパーホーネットや人(1m2)と同じレベルの映りにくさ=発見の困難さとなる。

 一方、北朝鮮の対空ミサイルは1960年代に最新鋭だったS200。北大西洋条約機構(NATO)名でSA5とされるもので、レーダーも同時代のシステムのまま更新されていないとみられている。旧式レーダーのうえ、電力不足で100%の性能を発揮させられないのだからB-1Bが見えないのも当然。これでは北朝鮮発表の映像のようにミサイルでB-1Bを撃ち落とすのは不可能だ。

 そして万一、実戦となった場合は、RCSが0・1m2のB-2「スピリット」ステルス爆撃機に加え、レーダー電波などを強力に妨害するAN/ALQ-99戦術電子妨害ポッドを備えたEA-18Gグローラー電子戦機が戦場に投入されるため、北に勝ち目はない。

韓国版「このハゲー」

 一方の韓国は、F-15Kなど米軍供与の兵器が幅を利かせるが、モノではなくヒト、つまり軍人のスペックに対して問題が指摘されている。

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