衆院選

希望の党はやはり「第2民進党」? 原発ゼロ2030年か30年代どっち…公開討論会でポロリ

公開討論会で発言する大串博志氏(左端)=5日夜、佐賀県小城市
公開討論会で発言する大串博志氏(左端)=5日夜、佐賀県小城市

 小池百合子東京都知事が率いる「希望の党」は衆院選公約で、「2030年までの原発ゼロ」を打ち出した。この重要政策で、同党の立候補予定者からは「ゼロにする時期はだいたいの話に過ぎない」との発言が飛び出すなど、民進党と同様に、党のスタンスは一枚岩にはほど遠い。エネルギー政策が行き当たりばったりに陥れば、国民生活の根幹が揺らぐ。(中村雅和)

大串氏「30年か30年代かは本質的な違いではない」

 5日夜、佐賀県小城市内のホールで佐賀2区の出馬予定者3人による公開討論会が開かれた。同区は、九州電力玄海原発が位置する同県玄海町を含む。

 民進前職で希望公認の大串博志氏(52)は、同党が掲げる原発ゼロをめぐり「2030年代までに原発稼働をゼロにするため、太陽光発電の普及に最大限努力する。研究や人材開発に全力で取り組み、工程表を作る政治の意志が大事だ」と主張した。

 希望は原発ゼロの達成時期を「2030年」と定めた。討論会で、進行役は大串氏に、「2030年の」と正確な言葉で質問を続けた。これに対し、大串氏はすべてに「2030年代」と述べた。

 討論会終了後、大串氏は産経新聞の取材にその点を問われると「だいたいということだ。勘違いだった。30年か30年代かは本質的な違いではない」と述べた。

奇妙な勘違い?

 だが、大串氏がこの問題に鈍感であるはずがない。

 今年2月、当時の民進党の蓮舫代表は、次期衆院選の公約で掲げる原発ゼロの達成時期を「2030年代」から「2030年」に前倒ししようと試みた。