公明党の山口那津男代表が7日、群馬県のJR高崎駅前で街頭演説を行い、希望の党を巡る野党の急激な再編ぶりを皮肉り、「立憲民主党は一見民主党だ」などと語った。衆院選比例北関東ブロックから出馬予定の輿水恵一前衆院議員の応援に駆けつけ、消費税使途変更への理解を求め、少子高齢化対策や子育て支援拡充などの政策も訴えた。
「野党の皆さんは混乱、瞑想(めいそう)続きだ」。山口代表は解散以降、急速に加速した野党再編劇を批判。希望の党の出現で、またたくまに合流意向を示した民進党について「代表選をやったばかり。(前原誠司代表となり)一致結束し共産党とも手を組み、自公政権と戦っていこうと言っていたのに。合流しようと皆で決めてしまった。どういう政党なのか」と批判した。
その上で「政権が取れそうにもないから、希望の党に名前を変えて(選挙に)出ようって言ったって、(政権を)変えられない政党が名前を変えても、変えられるはずがない」。