衆院選

立憲民主、50人超擁立へ 幹事長に福山参院議員

「立憲民主党」の枝野幸男代表
「立憲民主党」の枝野幸男代表

 新党「立憲民主党」の枝野幸男代表は5日、国会内で民進党の福山哲郎元官房副長官(参院京都選挙区)と会談し、立憲民主党の幹事長に起用する方針を伝えた。福山氏は同日、民進党に離党届を提出した。立憲民主党では、民進党などの前・元職が続々と出馬の意向を固め「衆院選で約50人以上を擁立する」(長妻昭元厚生労働相)見通しが立ってきた。共産党も立憲民主党との候補者調整を加速させている。

 元民主党衆院議員で政界引退した横光克彦氏(73)が、衆院大分3区で同党から立候補する意向を固めたほか、自由党の元職、村上史好氏(65)が大阪6区で立憲民主党から出馬する意向を表明した。大阪では村上氏のほか7人が立憲民主党から出馬する方向となった。さらに民進党の小川勝也参院幹事長は5日、民進党の桜井充参院議員に電話で「私たちの仲間を切り捨てられない」と伝え、立憲民主党候補の応援を容認する考えを示した。

 共産党も、立憲民主党との共闘を進めており、共産党の北海道委員会は5日、衆院選で道内全12選挙区で立憲民主党と共闘し、うち7選挙区で候補を取り下げたと発表した。共産党神奈川県委員会も衆院選で県内の5選挙区で共産党候補5人を撤回し、立憲民主党や社民党の候補者の支援に回った。

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