東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の都議会議員、音喜多(おときた)駿氏(34)が4日、TBS系情報番組「ゴゴスマ」の単独インタビューに答え、「都民」離党を正式に認め、「小池知事の政治姿勢に疑問を持った」と批判したうえで「これから会派を立ち上げたい」と抱負を述べた。
音喜多氏は離党の理由について「小池知事の政治姿勢に疑問を持った。二足のわらじが悪いわけではないが、都政は豊洲移転問題や東京五輪を控える中で、都政を片手間にして国政に手をかけることが果たして正しいのか」と指摘。「小池氏は『都民』の代表を『知事に専念する』と言って都議選後に突然辞めた。国政政党をつくって代表になるのは受け止めきれない」と疑問を呈した。
所属していた「都民」については「意思決定のプロセスが不明瞭でブラックボックスな状態になってしまっている。言論規制もあるし、メディアで自由に発言できない。会派運営が未成熟。国政に手をかけるのは順番が違う」と暴露した。