子供の受動喫煙防げ 都議会委、条例案可決

 「子どもを受動喫煙から守る条例案」を審議している都議会厚生委員会が3日、開かれ、都民ファーストの会と公明党などの賛成多数で条例案を可決した。5日の都議会本会議で成立する見込み。

 条例案は「都民」と公明党、民進党が共同提出。18歳未満の子供にはいかなる場所でも受動喫煙させないよう努めることを求める内容となっている。

 この日の委員会では、自民党の小宮安里議員が「条例案の周知が不十分。家庭という私的空間に行政が立ち入ることに十分な審議がつくされていない」と継続審議を求めた。

 これに対し、提案者を代表して発言した「都民」の岡本光樹議員は「子供の健康を守るために啓発を進めるべきだ」と早期の条例制定の必要性を主張。反対した自民以外の賛成多数で可決された。

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