希望公認発表、民進候補予定者に明暗 漏れた安部氏「驚きない」 茨城

 新党「希望の党」(代表・小池百合子東京都知事)は3日、衆院選(10日公示-22日投開票)の第1次公認候補として、県内7選挙区のうち7区をのぞく1〜6区に候補者を擁立すると発表した。希望の党公認で出馬を求めていた民進党の立候補予定者5人のうち4人が公認を得たが、安部一真氏(33)の3区には新人の会社員、樋口舞氏(43)の擁立が決まり、明暗を分ける形となった。 (丸山将、鴨川一也、海老原由紀、上村茉由、篠崎理)

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 「3区は東京からも近く希望の党が目を付けるだろうと思っていた」

 安部氏は取手市内で記者団の取材に淡々と応じた。希望の党に不満をぶつけることもなく、「驚きはない。私の力不足もある。どうすることもできない、いろいろな力学の結果なので恨みはない」と述べた。安部氏は今後、民進党県連や連合茨城、地元市議らと協議し、新党「立憲民主党」や無所属で出馬するか、立候補のとりやめも含めて近く結論を出す。

 民進党県連の長谷川修平幹事長は「5人全員が公認を受けられず非常に残念だ」と肩を落とした。

 また、民進党が候補者を擁立していなかった4区には、元衆院議員の大熊利昭氏(54)が希望の党の公認候補となった。

 一方、希望の党の公認候補として再出発する4人は公示に向け、「希望の党」の名を記したポスターを印刷するなど選挙準備を加速させている。

 1区の福島伸享氏(47)は「自分の政治理念・信念と最も近い政党で、(公認は)ごく自然なことだ」と強調。「希望の党を一過性のブームに終わらせることなく、寛容な改革保守政党として国民政党に育てる。ど真ん中で働いていきたい」と抱負を示した。2区の石津政雄氏(70)は「正式に決まってほっとした」と述べ、選挙戦については「公示までの限られた時間でできることを精いっぱいする」と意気込んだ。

 5区の浅野哲氏(35)は「公認を得られなかった(民進党の)仲間の思いを引き継がなくてはならない。身が引き締まる」と語った。両党の政策の違いについては、支援者らに希望の党から公認を受けるまでの経緯などを丁寧に説明する考えを示した。6区の青山大人氏(38)は「看板は『希望』に変わるが、私自身は変わらず、これまで同様、地元の課題や夢を訴えながら、地道に活動していく」とコメントした。

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