浪速風

こんなアメリカに誰がした-米史上最悪の銃乱射事件発生も銃規制は実現しない?

マイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」は、生徒と教師計13人が死亡した1999年のコロンバイン高校銃乱射事件を題材にしたドキュメンタリーである。タイトルは高校生2人が犯行直前にボウリングをしていたのと、ボウリングのピンが人間の形に似て、射撃練習に使われることから。

▶ムーア監督は被害者を伴って大手スーパーチェーンの本社に乗り込み、すべての店舗で銃弾の販売をやめさせることに成功する。それでも悲劇はなくならなかった。ラスベガスで米国史上最悪の銃乱射事件が起きた。逃げ惑うコンサート会場の観客の恐怖は想像を絶する。

▶動機や背景はまだわからないが、さすがに銃規制の声が高まるだろう。しかし、おそらく実現はするまい。合衆国憲法修正第2条は「武器を保有し、携行する権利」を保障し、人口を上回る数の銃が民間に存在する。映画の日本公開のキャッチコピーは「こんなアメリカに誰がした」。