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民進党の枝野幸男代表代行は2日、記者会見で新党「立憲民主党」を結成すると表明した。希望の党に合流しないリベラル系の民進党前衆院議員らが参加する。衆院選(10日公示-22日投開票)では民進党の一部が無所属で出馬する予定で、民進党は希望の党、立憲民主党、無所属、参院に4分裂する見通しとなった。
枝野氏は記者会見で「安倍晋三政権の暴走に歯止めをかけるための大きな役割を果たす」と強調した。安全保障関連法を容認する希望の党に対しては「民進党が積み上げてきた政策とは違う」と牽制した。
民進党最大の支持団体・連合との関係は「働く者の立場というのが私たちの立ち位置だ。連携していける」と述べた。枝野氏は会見に先立ち、都内で神津里季生連合会長と会談し、新党への理解を求めた。
立憲民主党には、枝野氏や長妻昭選対委員長、赤松広隆元衆院副議長ら数人が参加する。3氏は2日、民進党に離党届を提出した。菅直人元首相も参加の決意を表明した。
民進党の岡田克也元代表は2日、衆院選を「無所属で戦う」と宣言した。野田佳彦前首相や江田憲司、安住淳の両前代表代行も無所属で出馬する。