衆院選

安保反対で委員長席に詰め寄ってたのに…「希望」へ合流希望の民進候補予定者 雄姿どこへ、主張リセット

赤旗にも登場

 福岡県で民進党から立候補を予定していた8人は、全員が希望の党の公認を求めた。

 元職の楠田大蔵氏(福岡5区)は、27年9月12日、福岡県那珂川町であった「安保法案を廃案に なかがわアクション」に参加した。

 当時進んでいた野党共闘を意識してか、その様子は共産党機関紙「しんぶん赤旗」でも取り上げられた。

 同じく元職、城井崇氏(福岡10区)も、自身のホームページで安保法制に関して「民主主義も立憲主義も平和主義も壊す戦後最悪の暴挙」(27年10月1日)、「憲法違反である安保法制・集団的自衛権部分の白紙化」(同)などと掲げた。

 目指す政策の一つとして「安全保障法制は見直します。憲法違反を含めた安保法制の問題点を法律で正します」と記載する。

 そんな楠田、城井両氏とも、安保法制に賛成した上での、「希望」合流を希望した。

 新人も同様だ。福岡7区の原圭助氏は、市民団体の街頭デモ活動に参加した様子を、ツイッターに何度も投稿した。自ら「戦争法廃止」のプラカードを持った写真(29年9月26日)などがある。

 「君子豹変す」という言葉もある。過ちと気づいたのなら、ためらわずに改めるべきだが、野党が大好きな「説明責任」を果たす必要はあるだろう。

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