小池百合子東京都知事が代表を務める新党「希望の党」は、衆院秋田1区で元民主党参院議員で元民進党秋田県連代表の松浦大悟氏(47)を公認する方針を固めた。民主党政権で首相補佐官を務めた前職、寺田学氏(41)=比例復活=を選挙区から「排除」した形だ。
松浦氏は秋田放送アナウンサーを経て平成19年の参院選で秋田選挙区から無所属で立候補し初当選。その後、旧民主党に入り、1期務めた。25年に民主党から、昨年は民進党から参院選に出馬したが落選した。現在は離党している。参院議員在任中は性的少数者(LGBT)問題などに取り組んだ。
寺田氏は菅、野田政権で首相補佐官を務め、東京電力福島第1原発事故の対応などにあたったが、24年の衆院選で落選。その後、民主党を離党して出馬した25年の秋田市長選で落選。復党し、26年の衆院選で秋田1区から出馬、比例復活していた。今年9月の民進党代表選で枝野幸男代表代行の推薦人に名を連ねた。