「職質」の技能を切磋琢磨 千葉県警で17年ぶりに検証会

 犯罪の摘発や抑止に重要な役割を果たす職務質問の技能向上を図ろうと、県警は28日、各署の地域課に所属する若手・中堅の警察官による「職務質問技能検証会」を千葉市内で開いた。県警で職質について各署の署員が参加する大会を行うのは17年ぶり。参加者は、本番さながらのシチュエーションに真剣な表情で職質に取り組むと同時に、他の署員の手法を熱心に見て学ぶなどしていた。

 この日は県内39署のうち、千葉中央署、習志野署、行徳署、市原署など10署の地域課の警察官20人が参加。参加者は2人一組で15分間のうちに、ナイフやバールを隠し持っている不審者役の警察官に職務質問を行い、犯罪の摘発や未然防止につなげる。

 県警本部地域課で職質の専門的な技能継承に関わっている「職質指導係」の幹部職員が、通行中の不審者に声をかけるタイミングや、2人の連携、無線を使用した本部や署とのやりとりなどが適切かなどを入念にチェックしていた。

 平成12年まで行われていた職質技能を競う大会は、参加者やシチュエーションが事前に決まっており、参加者がほぼ固定化していたことなどから、「技能の底上げにつながらない」として中断。今回からは1週間前に抜き打ちで参加者を決め、シチュエーションも5パターン用意。当日まで明かさない形をとった。今回の検証会の状況を踏まえ、来年以降のやり方を検討する。

 市川署地域課の小林由佳巡査(28)は「他の署の人のやり方を見るのは勉強になる。いいところはまねして現場でいかしたい」と話していた。

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