淡路・志筑神社のクスノキ、樹齢800年と判明 命名「静之大楠」

樹齢約800年と判明した志筑神社のクスノキ=28日、淡路市志筑
樹齢約800年と判明した志筑神社のクスノキ=28日、淡路市志筑

 淡路市志筑の志筑神社にある2本のクスノキの樹齢が約800年であることが専門家の調査で判明した。同地区は源義経の愛妾「静御前」の終焉伝承地の一つとされており、同神社はうち1本を静御前にちなんで「志筑天神 静之大楠(おおくす)」と命名した。10月1日には同神社で例祭が執り行われる予定で、白髭(しらひげ)明宮司は「四方八方に枝を伸ばした末広がりな大樹。縁起の良いクスノキを見に足を運んでもらえたら」と呼びかけている。

 調査は昨年7月に専門業者が実施。境内にある「上のクスノキ」(高さ約17メートル、幹周り約6・8メートル)と、そこから約200メートル離れた場所にある「下のクスノキ」(高さ約23メートル、幹周り約6・1メートル)の2本の年輪などを手がかりに測定した。データは600〜900年とばらつきがあったが、平均すると樹齢800年前後であることが分かった。

 木が芽生えた頃は、静御前が義経の死後、尼となって同地区で隠棲していたとされる時期と重なることもあり、前宮司である伊弉諾神宮の本名孝至宮司が上のクスノキを「志筑天神 静之大楠」と命名。新たに玉垣を設置した。また下のクスノキも「薬師之大楠」と命名された。

 10月1日の例祭では、例年より5台多い計6台のだんじりが宮入りし、淡路市立津名中学校による吹奏楽や和太鼓の演奏なども予定されている。近くに住む男性(86)は「今でも元気に育っているクスノキは、地域を見守る大切な存在。祭りもにぎやかになりそうなので楽しみ」と期待していた。

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