クラフトビール「平和クラフトIPA」が国際コンペで金賞…グレープフルーツに似た強い香りと味わい深さが特徴

クラフトビール「平和クラフトIPA」が国際コンペで金賞…グレープフルーツに似た強い香りと味わい深さが特徴
クラフトビール「平和クラフトIPA」が国際コンペで金賞…グレープフルーツに似た強い香りと味わい深さが特徴
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 横浜市で開催されたビールの国際コンペティション「The International Beer Cup2017」(日本地ビール協会主催)で、和歌山県海南市の酒類製造業「平和酒造」のクラフトビール「平和クラフトINDIAN PALE ALE(インディアンペールエール、IPA)」が金賞を受賞した。和歌山県の醸造所では快挙にわいている。

 同社は、日本酒銘柄「紀土」をはじめ、果実酒も数多く製造。和歌山の清流の水や果実を生かしたビールを作ろうと、ビールと発泡酒の製造免許を平成26年8月に取得し、「平和クラフト」ブランドとして、28年6月に販売した。

 日本のビールの主流は、酵母が沈んで発酵する「ラガービール」だが、同社では、酵母が浮き上がり発酵する「エールビール」を製造。すっきりしたのどごしに重点が置かれたラガービールに対し、香り高いことが特徴だ。入社7年目の醸造家、高木加奈子さん(28)が醸造長をつとめ、IPAのほかペールエールとホワイトエールの3種を販売している。

 「ビールは、品質を安定させることや衛生管理が難しい」と高木さん。アルコール度数がワインや日本酒などに比べて低く、腐りやすいため、試行錯誤を繰り返し、設備を新調するなどして商品化にこぎつけたという。

 同コンペは、米、英、ドイツ、オーストラリアに並ぶ国際的な5大コンペの一つで、世界24カ国、142の醸造所から554品目が出品された。

 今回、金賞に選ばれたIPAは、ペールエールに比べてアルコール度数も少し高めの6%で、グレープフルーツに似たかんきつ系の強い香りと味わい深さが特徴。同協会によると、味や香り、色などのバランスの良さが評価されたという。

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