関西の議論

台湾でも「真田丸」人気、訪日客誘致の起爆剤となるか…幸村ゆかりの和歌山・九度山町が観光プロモーション

 観客の中には幸村の兜(かぶと)を模した帽子をかぶり、幸村にちなんだTシャツを着たファンの姿も。梅下隊長は「記念撮影も殺陣も喜んでくれて、予想以上の反響だった。これが台湾からの観光客増加につながるといい。ぜひ九度山へ遊びに来てほしい」と話す。

龍馬に続け

 台北市内でのプロモーションは今年3月に続いて2度目。台湾で過去に「龍馬伝」や「篤姫」などの大河ドラマが放送された際、台湾人観光客が日本のドラマの舞台を訪れたことを参考にしたという。

 幕末の志士・坂本龍馬が主人公の「龍馬伝」は台湾で2010(平成22)年に放送され、これを契機に龍馬の故郷である高知県には台湾から多くの観光客が訪れた。

 観光庁によると、同県内に宿泊した台湾人観光客は、2009年は延べ1900人だったが、2010年は延べ2130人に。以後も年々増え続け、2016年は延べ1万7350人となった。

 高知県内に宿泊する外国人観光客は、かつては韓国がダントツだったが、ここ数年は台湾が最も多い。県国際観光課の宮尾法子チーフ(国際観光担当)は「はっきりと理由は分からないが、『龍馬伝』だけでなく、龍馬が登場したドラマ『JIN-仁-』の放送や、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』の中国語版が出版されて龍馬の知名度がアップしたことが大きいのでは」と推測する。

 県は台湾のメディアを対象に、高知の魅力を紹介する説明会なども開いており、大河ドラマだけの効果とも言えないようだ。