アニメーション映画「夜は短し歩けよ乙女」(湯浅政明監督)が、カナダ・オタワで開催されたオタワ国際アニメーション映画祭(今月20〜24日)の長編部門でグランプリを受賞。同部門でのグランプリは日本作品、日本人監督として初となる。
本作は第20回山本周五郎賞を受賞するなど累計150万部を超えるベストセラー、森見登美彦さんの同名小説のアニメ映画化。京都を舞台に描かれるファンタジックな青春恋愛物語である。
湯浅監督は、6月に行われたアヌシー・アニメーション国際映画祭でオリジナル長編アニメ「夜明け告げるルーのうた」がグランプリにあたるクリスタル賞を日本人としては22年ぶりに受賞したばかりだ。
世界で最も評価されているアニメーション監督の一人となった湯浅監督は「おめでとうスタッフのみなさん! キャストのみなさん! さらに多くの人に見てもらえればとてもうれしい! 京都の街を歩く乙女が、世界をも歩いています」と喜びを語った。