「一番数字を持っている」ライター・ヨッピーさんが語る 「若い人ほど司馬遼太郎を読むべき」(3/6ページ) - 産経ニュース

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「一番数字を持っている」ライター・ヨッピーさんが語る 「若い人ほど司馬遼太郎を読むべき」

「お世話になっております」は必要?

 この本には、ヨッピーさんがサラリーマン時代に経験した、数々の「理不尽なビジネスルール」への批判も詰め込まれている。

 「僕が下っ端のころ会社の飲み会が終わって、『このバッグ、誰のですか?』って聞いたんですよ。そうしたら、先輩から『お前は誰のバッグか把握していないのか?』って怒られて…。どれも黒の、似たようなバッグです。正直、バカバカしいと思いましたよ」

 「でも、そういう細かいことでなぜか仕事全体の評価がされるケースって、多いですよね。『あいつはしっかりしている』みたいな…。でも、それは明らかに理不尽だし、一例だけ見て全体を判断するのは合理的ではないと思うんです」

 ヨッピーさんの指摘は続く。

 「ハンコの押し方もそうです。上司のハンコに向けて、お辞儀をするように傾けて押すことも、最初は『ギャグなのかな?』って思いましたからね。それと僕、ビジネスマナーについて書いた記事がめっちゃ嫌いなんですよ。例えば、メールの文頭につける『お世話になっております』。いらないでしょう、これ」

 「誰かがやり始めた不合理なことが、いつの間にか理不尽なビジネスルールに変わってしまう。みんな『マイナス』の評価を付けられたくないから、まねをする。いつの間にか全員が謎のルールに縛られることになる。そういうのって、おかしいですよね。空気を読まない誰かが、『おかしいことはおかしい』と言わないといけないと思うんですよ」