総務省は25日、マイナンバーカードをポイントカードとして使う地域経済活性化策の実証事業を始めた。クレジットカード会社などのポイントが各自治体のポイントに変換でき、商店やネット通販での買い物に利用できる。地方の消費喚起とマイナンバーカードの普及につなげるのが狙いだ。
マイナンバーカードをポイントカードとして使う方法について、Q&A形式でまとめた。
Q どういう準備が必要なのか
A マイナンバーカードを持っていることが前提。その上で、任意の8桁の英数字からなる「マイキーID」を作成する。25日から政府が運用を始めた「マイキープラットフォーム」(https://id.mykey.soumu.go.jp/)にインターネットでアクセスし、作成・登録準備ソフトをダウンロードする。この際、マイナンバーカードをカードリーダーという機器で読み取る。マイキーIDがあると、民間企業のポイントやマイレージを特定の自治体で使えるポイントに変換できるようになる。
Q カードリーダーを持っていない人や、こうした操作が苦手な人は
A 総務省は東京・霞が関の庁舎1階に、10月2日から「支援コーナー」を設置する。そこにマイナンバーカードと、カード作成時に設定した「利用者証明用電子証明書パスワード」、変換したいポイントを管理するサイトへのログイン情報を持参すると、準備のやり方を教えてもらえる。参加する自治体の庁舎やアンテナショップ、観光案内所などでも同様の支援を検討している。