例えばフォロワーが多い投稿者は、消費マーケット拡大に強い影響力があるとして、企業から依頼を受けて有料で商品などを紹介するサービスもあるほどだ。
情報セキュリティー会社「トレンドマイクロ」(東京)によると、確認されている範囲で中国やロシア、中東を中心に、海外サイトでもフォロワーや「いいね(like)」などの売買は活発に行われている。
特に中国のサイトでは、同社が確認したところで、画像共有サイト「インスタグラム」の「いいね」1000件分が2円から、ツイッターなどのフォロワー1000人分が230円からと値段が安い。そのほか、ネット上での投票や署名の1000票が1100円からというサービスなどもあるという。
人間が操作するアカウントでなく、自動応答する機械のアカウントによるフォロワーや「いいね」を購入するなど、信頼性を担保するための「サービスの質」を問わなければ非常に安価で、仮想通貨「ビットコイン」などで決済できるサイトであれば、日本からでも簡単に利用できるという。