康隆氏は選考委の結果について、「1年半たって状況も変わっている。(党)本部が誰を公認するかは誰にも分からない」と説明。22日に自民党前橋支部に公認申請の書類を提出する予定だ。
一方、佐田氏も「現職の支部長として堂々と公認を目指し立候補する」との姿勢を崩さず、保守3分裂が避けれそうにない情勢だ。
自民党内の分裂選挙は珍しくなく、昨年10月の福岡6区衆院補選では鳩山二郎氏と蔵内謙氏の保守分裂となり、党本部はいずれの公認・推薦も見送り、勝った鳩山氏を当選後、追加公認している。平成26年の福岡1区、山梨2区、山形3区でも熾烈な選挙戦が展開された。
ただ、基本的に公認は県連の意向が強く反映されるといい、解散後、党本部が誰を公認するのか、注目される。
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会見での主なやり取りは次の通り。
--前橋支部に公認申請を出し、どのような結果になっても立候補するのか
「(県連は)尾身さんを公認申請すると決まっている。あれ(選考委員会)から1年半たち、状況も変わり、公認が最終的に誰に出るかはまだ誰にも分からない。公示日前までは自民公認を諦めず準備をしていく」