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次期衆院選で群馬1区から立候補する意向を明らかにした中曽根康弘元首相の孫で、弘文元外相の長男、康隆氏(35)。21日に前橋市の群馬県庁で記者会見し、「自民の国会議員として群馬、日本のために働きたい」と決意を述べたが、県連は既に尾身朝子氏=比例北関東=の公認推薦を決定。現職の佐田玄一郎氏の出馬意欲も衰えておらず、保守3分裂の可能性が高まっている。(前橋支局 久保まりな)
「自民の国会議員として群馬から羽ばたきたい」
康隆氏は、あくまで自民へのこだわりを強調。「自民が唯一の国政政党」とし、弘文氏の秘書として県内を回った経験を生かし、「聞いてきた色々な人の声や思いを国政に届けたい」と語った。
公認を得られない場合も「不退転の覚悟で挑むことに変わりはない」と述べ、無所属での出馬も辞さない考えを示した。
出馬を決意した要因のひとつに、「急転直下の解散風」を挙げ、「いつかは出馬したいとの思いはあったが、さまざまな方から背中を押され、その声に応えたいと思った」と話した。
ただ、県連は昨年、選考委員会を設置した上で、尾身氏の公認推薦を決めており、山本一太県連会長はこれまでに何度も「覆ることはない」と述べてきた。