全国の病院に勤務する女性医師の4人に1人が「過労死ライン」に当たる月80時間以上の残業をしていることが20日、日本医師会の調査で分かった。月100時間以上の残業をしている女性医師も13%いた。
調査は2〜3月、全国の病院に勤務する女性医師を対象に郵送で行われ、25%に当たる1万373人から回答を得た。このうち月の残業時間が80〜100時間は12%、100時間以上は13%だった。救急や脳神経外科、外科などで長時間労働が目立った。
回答者の62%は既婚で、小学生までの子供がいる女性医師は38%(3896人)に上った。しかし、普段子供をみているのは「本人のみ」「本人と保育所など」が多く、子育ての負荷が女性に偏っている傾向がみられた。