北ミサイル

防衛省「発射コース、常態化の恐れ」

防衛省に配備されている地対空誘導弾パトリオット(PAC3)=15日午前、東京都新宿区(福島範和撮影) 
防衛省に配備されている地対空誘導弾パトリオット(PAC3)=15日午前、東京都新宿区(福島範和撮影) 

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを受け、防衛省では早朝から対応に追われ、北海道上空を通過する形での発射が常態化する恐れを指摘する声もあがっている。

 防衛省幹部は「ミサイル発射の兆候は事前に報道もあり、予想されていた。ミサイルの飛翔コースも正確に探知・追尾できていたはずだ」と対応は万全だったとの見方を示す。

 自衛隊幹部は「北朝鮮は記念日に弾道ミサイルを発射すると分析されがちだが、ひたすらグアムや米本土に弾道ミサイルを到達させることに邁進(まいしん)している。きょうの発射でそれが明確になり、今後も北海道上空を通過するミサイルを発射してくるのではないか」と指摘した。

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