自民党の石破茂元幹事長は14日の派閥の会合で、非核三原則の見直しを議論すべきだとの考えを改めて示した。「議論もしないで、『米国の核の傘があるから大丈夫だよね』『ミサイル防衛があるから大丈夫だよね』って。本当に日本の独立と平和は達成されるのか」と述べた。
石破氏は「日本も結論はともかくとして、きちんと議論をしないで北朝鮮の脅威ばかり言いつのっても、どうにもならないのではないか」と指摘した。
また、憲法9条1、2項を維持した上で自衛隊の存在を規定する安倍晋三首相(党総裁)の改憲案について「党議決定は平成24年の党改憲草案のまま残っている。そのことについて説明を全くしないで、1項、2項そのままで3項をつけ加える議論は、どう考えても党内民主主義としておかしい」と強調した。