アンデルセン生涯熱演 故郷と姉妹都市の船橋、3年計画集大成 千葉

 ■小学生から高齢者の70人 ミュージカル挑戦

 市民が主役のミュージカル「アンデルセン・光と影の物語〜最終章そして新たな旅立ちへ〜」が16、17の両日、船橋市民文化ホール(船橋市本町)で上演される。小学生から高齢者まで約70人が大舞台に立ち、世界的な童話作家、アンデルセンの生涯を描いた作品を熱演する。

 船橋市はアンデルセンの故郷、デンマーク・オーデンセ市と姉妹都市を提携し、多彩な交流を続けている。平成27年から3年計画でアンデルセンプロジェクトを企画。名作に焦点を当て、出演者を公募して毎年1本、舞台作品を創作してきた。最終年の今年、集大成としてアンデルセンの生涯を描くミュージカルに挑戦する。また、船橋フィルハーモニー管弦楽団が生演奏する。

 今回は約70人の市民が参加。6月から稽古を続けている。本番直前の夕方、出演者は船橋市民文化ホールに集合。発声練習と合唱を繰り返す。本番と同じ衣装に着替え、舞台稽古に励む。脚本・演出の原田一樹さん(60)が演技指導を行い、表現力を高めてきた。

 少年時代のアンデルセンを演じる大島瑛登(あきと)さん(11)=小学校5年=は「ミュージカルが好きなので応募した。大変な役をもらった。アンデルセンは子供の頃、貧乏で孤独だったようです。納得できる演技をしたい」と笑顔で話す。

 江島佑佳さん(18)=大学1年=は「小学校から合唱を続けており、ミュージカルに関心があった。みんなと一緒に最高の舞台にしたい」と意気込む。

 原田さんは「アンデルセンは個性的で変わっていた。ひたすら有名になりたい人だったようだ。童話に出合って才能が開花した。いわゆる偉人伝ではなく、挫折を体験した芸術家の生涯を描きたい」と語る。

 午後2時開演。一般千円。高校生以下500円。問い合わせは船橋市民文化ホール(電)047・434・5555。

会員限定記事会員サービス詳細