大雨の奈良、「滝のように降った」駅が浸水、ダイヤに乱れ

 奈良市中心部のJR奈良駅では早朝から、京都・大阪方面への電車を待つ通勤客らが待合室や駅構内で待機。午前9時、約1時間半遅れで大阪方面からの電車が到着すると、改札口は遅延証明書を求める乗客であふれかえった。京都行きの電車を待っていた奈良市の会社員女性(23)は「1時間半ほど待ち続けているが、いつ電車が動くのか」と疲れ切った様子で話した。

 奈良県では、奈良市や橿原市など6市町に一時土砂災害警戒情報を発令。川の氾濫や土砂災害の恐れがあるとして、桜井市の5558世帯に避難勧告が発令されたほか、天理市、明日香村、山添村の計1万8250世帯計3万9739人に避難準備情報が出た。

 県によると、県内では大和高田市と斑鳩町で計7棟が床上浸水し、奈良市など6市町の計65棟でも床下浸水が発生。大和高田市と大和郡山市では近鉄線の線路下をくぐり抜けるアンダーパス計2カ所が冠水し、車両が水没した。いずれも運転手は避難して無事だったという。

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