「諸さん」の愛称で親しまれ、ラジオパーソナリティーや歌手など多方面で活躍した諸口あきら(もろぐち・あきら=本名・南弘人=みなみ・ひろと)氏が10日午前3時37分、肺気腫のため京都市内の病院で死去した。81歳。通夜は11日午後7時、葬儀・告別式は12日午後2時、京都市南区西九条池ノ内町60の公益社南ブライトホール。喪主は妻でプロゴルファーの中村悦子(本名・南悦子=みなみ・えつこ)さん。
北九州市出身。多摩美大卒業後、モデルや俳優などを経て、カントリー&ウエスタンを中心とした歌手活動を始める。KBS京都「日本列島ズバリリクエスト」やニッポン放送「オールナイトニッポン」などラジオの深夜番組で、その飾らない語り口が人気となった。
一時は芸能活動を休止したが、MBSラジオ「諸口あきらのイブニングレーダー」での辛口の評論で再び好評を博した。絵画の国際展で受賞歴を持つほか、ギャンブルやスポーツなど多方面に趣味を持ち、プロ野球・南海ホークスのファンとしても知られた。