〈日本列島を朝鮮半島と大陸に開いて、ますます多民族国家にし、多様化を認めていけば、一人の天皇に象徴されるような日本はなくなっていく。国籍についてはどんどん血統主義から居住主義に変えていく〉
〈象徴される気持ちよさが左翼側にもある。現在、天皇制を否定する人は国民の10%くらいだろう。われわれはもっと「日本は多国籍国家である」という自覚を持たなくてはいけない。それが第一歩である〉
以上のような安倍政権打倒と天皇制廃止を訴える内容の講演は、1時間に及びました。集まっている200人弱の人たちが「うん、うん」とうなずきながら聞き入っている姿を見て戦慄を覚えました。正に極左集団です。
最後に主催者である田中利幸氏の挨拶がありました。彼もこのあいさつの中で、天皇制廃止について賛成する意見を述べました。
先ほどの新聞記事の話題に戻りますが、日本政府は、このような会に出席していた高校生の発言を認めるはずがありません。逆に今まで発言させていた方が不思議です。この記事だけを読むと「頑張っていた高校生がかわいそう」となるかもしれませんが、物事の本質を知っていただきたいと思います。
翌日の8月6日、彼らは活動を屋外に移し、デモ活動や座り込み活動を市内で繰り広げていました。デモの様子を真正面から撮影した動画をツィッターにアップしたところ、多くの皆さんから反響がありました。
広島の原爆で亡くなられた方の追悼の日である8月6日。そんな日くらい静かに哀悼の意をささげることができないのでしょうか? この日を「日本解体の日」に仕立て上げようとする彼らのやり方を、許すわけにはいきません。