「青い目の日本茶伝道師」 お茶に魅了されたスウェーデン人が提唱する日本茶の新しい楽しみ方

生ガキに玉露をたらして

 著書「僕が恋した日本茶のこと」では、「濃くいれた玉露をレモン代わりに数滴、生ガキに垂らして食べる」など、自由な日本茶の楽しみ方を紹介している。うまみが強い玉露と生ガキと合わせて食べると、相乗効果で両方のうまみが倍増するという。

 ダークチョコレートと煎茶の組み合わせもお薦め。香りが強い品種ならチョコレートが持つ苦みをやわらかくしてくれて、お茶のうまみがリッチな味わいを演出する。

 朝起きたらまずお茶を飲み、仕事前、午後3時、帰宅後と、TPOに合わせて楽しんでいる。お茶は生活を豊かにしてくれる存在。癒し効果も強く、お茶があればとりあえず「安らぎの一息」がつける。

 「心の余裕がないから急須でお茶をいれるのは違う日に、と思ったらだめ。きちんと飲まなければという思い込みは排して、できることをやればいいんです」

 夢見る日本茶の未来は?

 「ブレンド茶を否定するわけではないけれど、シングルオリジンのお茶がもっと出てくれば、日本茶の世界全体が魅力的になる。自分の活動によって個性のあるお茶が増えればすごいなと。お茶を楽しむことによって私は人生が豊かになったけれど、これからはもっとお茶にお返ししたいです」

(文化部 永井優子)

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