「青い目の日本茶伝道師」 お茶に魅了されたスウェーデン人が提唱する日本茶の新しい楽しみ方

イメージ作りに貢献

 日本茶はペットボトルで飲むばかりで、急須を持たない家庭が多くなった。逆にいうと両親も急須を使わない若い世代の場合は、日本茶に対する固定観念がないともいえる。

 「東頭などの高級茶を出しても、すんなり受け入れられそう。意識を変えるには、今はすごくいいタイミングだと思う」とブレケルさん。

 日本茶自体は素晴らしい。だから、フレーバー煎茶のように加工して変える必要はない。若い人が入りそうなお店を作るなど、楽しむ環境を変えたらいい。

 「お茶のイベントではよくそろいの法被を着て呼び込みをしたりしているけれど、私は絶対に着ません。それよりも、高級感を出して日本茶は上品なものだというイメージを広げたい」

 お茶のいれ方、姿勢、プレゼンテーションの仕方など、美しさにも気を使う。

 旅行するときにはいつも小さな急須を持参する。旅の相棒である常滑焼(とこなめやき)の急須を、訪れた場所を象徴する場所に置いて撮る「旅する急須」シリーズの写真を画像共有サービス「インスタグラム」(www.instagram.com/brekell)に掲載している。

 「急須は日本茶を象徴するアート。こんな急須を使いたいと思ってもらえるとうれしい」

 日本茶業界は、高齢化や後継者不足など課題が多い。

 「でも消費者からすると、今ほどさまざまな種類のお茶が飲めて楽しい時代はない」

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