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航空自衛隊・高尾山分屯基地(松江市)で10日、基地祭が開かれ、レッドインパルスの異名を持つ精鋭自転車部隊「高尾山レッドクラブ」が華麗な航空ショーを披露した。
レーダーサイトによる警戒・監視が任務のため、空自ながら航空機の配備がない同基地。大空を舞台に華麗な曲芸飛行を繰り広げる空自松島基地の「ブルーインパルス」の向こうを張って、航空機をかたどった自転車で大地を縦横無尽に駆け回るチームを隊員有志で編成し、基地祭や周辺のイベントなどで妙技を披露して人気を博している。
この日は、6人のパイロットが一糸乱れぬパフォーマンスを展開。編隊を組んで円を描いたりハイスピードで交差したりして、観客を喜ばせた。
今回使用された機体は3代目。空自の次期主力戦闘機「F-35A」をモチーフに、発泡スチロールや木材などを組み合わせてカウルを手作りしている。レッドクラブは、山陰特産の「ベニズワイガニ」から命名。会場では、訪れた子供たちが搭乗して記念写真を撮るなど人気を集めていた。