関西の議論

遊泳エリアで女性をナンパ、水上バイクのマナーの悪さは琵琶湖の風物詩?…警備艇パトロールに同行

船舶に潜む危険

 琵琶湖で安全に船舶に乗るために、県条例は安全講習の受講や船舶検査の適合証の掲示などを定めている。パトロールではそうした点やライフジャケットの着用などに目を光らせる。

 沖合まで出たあと船首を返し、岸に向かう。バナナボートやウェイクボードに乗る人も見られた。この日は波も比較的穏やかでトラブルはなかったが、天候が一変したり、ちょっとしたミスが大きなけがを引き起こすこともある。

 県警がまとめた今年1〜7月の船舶事故発生件数は41件。すでに昨年1年間の件数(46件)に迫っており、年間で上回ることは確実な状況だ。けが人、死者、行方不明者などは103人。こちらも昨年(83人)を上回った。

 なぜ今年は多いのか。地域課によると、春の大型連休中の4月29日に琵琶湖南部を中心に強風が吹き、船舶事故が連続して発生したことが大きいという。

 事故は天候だけが原因とはかぎらない。ウェイクボードでバランスを崩して転倒したり、モーターボートから転落し、手が巻き込まれて重傷を負ったりしたケースもある。

 ライフジャケットの非着用が深刻な事態につながることも。5月、高島市内の琵琶湖でヨットが転覆。乗っていた男性(69)はライフジャケットを着用していなかったとみられ、行方不明になった。

鬼のいぬ間に…

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