山尾志桜里氏不倫報道

議員辞職の意向漏らすも、トリプル補選への影響を懸念 民進党執行部が説得か

離党を表明、衛視に囲まれて国会を後にする山尾志桜里衆院議員=7日午後、国会内(納冨康撮影)
離党を表明、衛視に囲まれて国会を後にする山尾志桜里衆院議員=7日午後、国会内(納冨康撮影)

 民進党の山尾志桜里元政調会長(43)=衆院愛知7区=は7日夜、同日発売の週刊文春で既婚の男性弁護士(34)との不倫疑惑が報じられたことを受け、大島敦幹事長に離党届を提出した。8日の常任幹事会で承認される運びだ。

 山尾氏は離党届提出後、国会内で記者団に「弁護士と男女の関係はない」「(同泊の可能性を報じられた)ホテルには1人で宿泊した」と語り、不倫疑惑を否定した。一方、弁護士の自宅などで「打ち合わせ」を繰り返していたと説明し「誤解を生じさせる行動でご迷惑をおかけした。深く反省しおわびする」と謝罪した。記者の質問は一切受け付けず、問いかけを振り切って国会を後にした。

 山尾氏は当初、議員辞職の意向を漏らしていた。しかし、前原誠司代表が大島氏らと対応を協議し、10月の衆院青森4区、新潟5区、愛媛3区の3補欠選挙が、山尾氏の愛知7区を加えた4選挙区に増えることを懸念、離党にとどめるべきだと判断。山尾氏を説得したとみられる。

 ただ、新執行部発足から早々に起きた一連の混乱が3補選に影響を与えるのは避けられない情勢だ。

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