「ロシアと違いはない」 河野太郎外相が対北制裁めぐり強調

 河野太郎外相は8日午前の記者会見で、7日の日露首脳会談で対北朝鮮制裁をめぐり両国の足並みがそろわなかったことについて「国連安保理の決議に関しては、それぞれの国がいろいろ事情を抱えているが、国際社会として北朝鮮に強いメッセージを送らなければいけないということは違いがあるとは思えない」と述べ、追加制裁決議の採択に向けた協力は可能との認識を受けた。

 また、北朝鮮の脅威増大を踏まえ、自民党の石破茂元幹事長が日本国内での米軍の核兵器配備を議論すべきだとの考えを示していることに関し、河野氏は「現時点で拡大抑止を含む米国の抑止力は極めて有効に働いている。政府は非核三原則の見直しの議論をする予定はない」と説明した。

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