規制委、柏崎刈羽原発「合格」へ 福島第1と同型で初 - 産経ニュース

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規制委、柏崎刈羽原発「合格」へ 福島第1と同型で初

柏崎刈羽原発
柏崎刈羽原発

 原子力規制委員会は6日の定例会合で、東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の審査の一環として、福島第1原発事故を起こした東電に原発運転の資格があるかどうかを議論した。肯定的な意見が大勢を占め、早ければ13日の次回定例会合で、事実上の合格の判断が出る見通しとなった。

 「合格」となれば同社の原発では初めてで、福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)としても初めてとなる。ただ、再稼働には地元の同意が必要。新潟県の米山隆一知事は「福島第1原発事故の検証が終わらなければ判断できない」「3、4年かかる」などと表明しており、再稼働の時期は見通せない状況だ。

 会合では、原発の安全性向上や廃炉に向けた方針について、東電が8月に提出した文書回答などを基に議論。更田豊志委員長代理は「東電の技術レベルは高く、他の電力会社なら事故が防げたとは考えにくい」とし、「事故の責任を負っていることは柏崎刈羽原発の運転でむしろメリットがある」と述べた。

 一方、「廃炉をやり遂げる」などとした文書回答について伴信彦委員は「決意表明だけで適格性を判断していいのか」と指摘。田中俊一委員長は、文書回答の内容を将来的に担保する仕組みの検討などを事務局に指示し、合否の結論を次回以降に持ち越した。

 柏崎刈羽原発6、7号機は平成25年9月に安全審査を申請。18日に退任する田中委員長は東電を「特別な事業者」と位置づけ、審査中の原発を初めて視察するなど規制委として異例の手順を踏んでいる。