外国為替証拠金取引(FX)への投資名目で、現金1150万円をだまし取ったとして、県警生活環境課などは6日、詐欺の疑いで高崎市箕郷町の会社経営、佐川健容疑者(46)を逮捕した。容疑を認め、「だましたことに間違いありません」と供述している。
逮捕容疑は、FXの指導塾を経営し、受講者に「私が代わりに運用しましょう」「損はありません」などと仕向け、平成26年11月から28年5月までに、被害女性3人から計1150万円をだまし取ったとしている。
同課によると、佐川容疑者は投資代行の登録をせず、実際には預かった金の1〜2割ほどを運用していたという。同課はこれまで約50人が佐川容疑者に金を預け、その額は計約1億1860万円に上り、その大半を生活費や配当にあてたとみて余罪を調べている。
佐川容疑者は21年ころから、同市内と都内などで教室やセミナーを始め、インターネットなどを通じ生徒を募集していた。