参院自民、新ドン・吉田博美幹事長誕生で復権か テロ準備罪成立の策士、首相も尊重

 そこで吉田氏が編み出したのが、委員会採決を省略し、本会議で採決する「中間報告」による法案成立という異例の作戦だ。官邸や衆院幹部にも相談せずに断行した。

 この結果、法案は閉会日ぎりぎりの15日に成立し、会期延長は回避した。都議選を国政選挙並みに重視する公明党にも恩を売った。

 平成13年に参院議員となった吉田氏は、官邸や野党に配慮を重ね、自身の主張をのませる手法を得意とする青木氏の薫陶を受けた。自らの入閣には意欲を見せない一方「衆院や官邸にモノを言える参院」として存在感向上に力を注ぐ。

 「参院自民は120人以上いる。最大派閥の細田派より多いが、よくまとまっている」。参院自民幹部は胸を張る。25日にも召集される臨時国会でも、憲法改正に向けた動きなどで存在感を発揮しそうだ。

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