東洋文庫ミュージアム「東方見聞録展」 歴史的文書の実物、間近で

東洋文庫ミュージアム「東方見聞録展」 歴史的文書の実物、間近で
東洋文庫ミュージアム「東方見聞録展」 歴史的文書の実物、間近で
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 アジアに関する古今東西の貴重書など約100万冊を所蔵する日本最大の東洋学研究図書館、東洋文庫。その蔵書の中核をなすコレクション「モリソン文庫」の渡来100周年を記念した企画展「東方見聞録展-モリソン文庫の至宝」が、東京都文京区の東洋文庫ミュージアムで開かれている。教科書などで目にした歴史的文書の実物を、間近で鑑賞できる。

 モリソン文庫とは、オーストラリア出身のジャーナリストで中華民国の政治顧問としても活躍したジョージ・アーネスト・モリソン(1862〜1920年)が生涯をかけて収集した、主に中国に関する約2万4千冊の欧文書籍類。当時世界一の東洋学個人蔵書と目されていた。モリソン晩年の1917年に売りに出され、三菱財閥3代目の岩崎久弥が3万5千ポンド(現在の貨幣換算で約70億円)で一括購入。大正13(1924)年に創設された東洋文庫の蔵書の核となった。

 東洋文庫は80種類以上という世界最大級の『東方見聞録』刊本コレクションを誇り、うち約50種類がモリソン文庫の収蔵品。特に、1485年にアントワープで出版されたラテン語本は同書の印刷本としては世界で3番目に古く、コロンブスが所有していた版と同じという歴史的に貴重なもの。

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