小野寺五典防衛相は3日、北朝鮮が同日行った核実験の爆発の規模が、約70キロトンに達するとの分析を示したうえで「過去の核実験に比べてはるかに大きなものだと認識している。水爆実験だということも否定できない」と述べた。防衛省で記者団に語った。
小野寺氏は、「CTBTO(包括的核実験禁止条約機構)が初期値として発表したマグニチュード(M)5・8を基準に推定すれば、今回の核実験の推定出力は約70キロトンになると考えられる」と述べた。
北朝鮮が昨年9月に行った5回目の核実験の爆発の規模は、10〜30キロトンと推定されている。広島型原爆は約15キロトン、長崎型が約20キロトンとされる。