「タカミー」高見沢俊彦 喉の不調きっかけにベスト盤「美旋律」誕生 「もっと丁寧に歌ったら歌詞の意味や旋律が際立った」

「激しい曲を作曲するときでも、旋律にはこだわってきた」というタカミー(春名中撮影)
「激しい曲を作曲するときでも、旋律にはこだわってきた」というタカミー(春名中撮影)

 人気バンド「THE ALFEE」のメンバー、高見沢俊彦(63)は「Takamiy」の名でソロ活動を展開している。8月30日にソロのベストアルバム「美旋律」を発表した。平成26年から27年にかけて初めて、喉の不調を経験したというタカミー。このとき「覚醒して歌い方が変化した」と打ち明けた。(竹中文)

 タカミーは、「ジ・アルフィー」のメンバーとして昭和49年にメジャーデビュー。バンドを「長続きさせるために、いろんな人たちから刺激を受けよう」と思い立ち、平成3年からはソロ活動も並行して行うようになった。

 ところが、酷使してきた喉が26年に腫れてしまったという。「だんだん高い声が出なくなり、ハスキーボイスになった。これでは僕らのバンドの持ち味のコーラスができない。ライブでは、部分的にメンバー2人に任せたり、音程を下げて歌ったり…。声が元の状態に戻ったのは27年。この間の約1年は本当につらかった」

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 それでも悪いことばかりではなかった。「喉の悲鳴に耳を傾けるようになり、それまで過信していたなと思うようになった」。それ以降は叫んだり、どなったりするような声を抑えるようになった。「もっと丁寧に歌うようにしたら、歌詞の意味や旋律が際立つようになったんです。そこで過去に手掛けた激しい曲を歌い直してみたら、どうなるのだろうという興味が湧きました」