学問の神様・菅原道真をまつる北野天満宮(京都市上京区)に、2匹の龍をあしらった巨大な絵馬「平成乃雲龍(へいせいのうんりゅう)」が奉納された。
絵馬は縦2.3メートル、横4.3メートル。重さ約70キロ。同市上京区の画家、塩谷栄一さん(76)が約7カ月かけて描き上げた。向かい合う2匹の龍は夫婦といい、雄々しい表情が印象的。塩谷さんは「夫婦は龍のように清廉に暮らし、受験生は力強く学業に邁進(まいしん)してほしい」との思いをこめたという。
今月18日、神に絵馬が奉納されたことを知らせる奉納奉告祭が営まれ、絵馬を奉納した大阪市の医療法人「桂輝(けいき)会」の桂木末太郎理事(84)ら関係者約10人が出席。龍の目を入れる「入眼(じゅがん)」などが行われた。