学テの国語、大阪は全国最下位…他の科目も平均以下

 経年でみると中学校では改善傾向が続いており、府教育庁は「地道な取り組みの成果が出てきている」とする。ただ、国語、数学ともB問題に課題があった。

 文科省が示したのは整数値のみだが、府はこれまでとの比較ができるよう少数値まで発表。小学校の平均正答率は全国平均を0・8〜3・0ポイント、中学校は0・9〜3・1ポイント下回った。

 白紙解答の割合を示す「無解答率」は、小学校は全国水準に近いが、国語に課題がみられた。中学校は前回に比べ、全てで全国との差が広がった。

 また、同時に行われた学習状況調査では、授業以外の学習時間について「まったくしない」「30分未満」と答えた小中学生の割合が全国に比べて高かった。

 向井正博教育長は「課題の改善に向けて、市町村とともに、より一層学力向上の施策を進めていきたい」とするコメントを出した。

会員限定記事会員サービス詳細