北ミサイル発射

グアム沖向けのミサイルを方向変え発射か 核実験を含む軍事的挑発続く可能性大 

 米国からの圧力への対処や体制維持のため、金正恩氏が取り得たギリギリの選択が今回の日本列島を越えるミサイル発射だったようだ。

 米国との神経戦の一方で、北朝鮮は今回のミサイル発射によって、予告通りに距離的にはグアムを狙えていたことをほぼ証明した。

 また、金正恩氏自身が言明しているように北朝鮮は「攻撃命令が下されれば、敵の侵略の本拠地を痕跡もなく撃滅、掃討する」態勢にある。金正恩氏の決断次第で、いつでも日本列島やグアムを狙えるミサイルの発射は可能なわけだ。

 日米韓が警戒するなか、北朝鮮は26日、約1カ月ぶりに短距離弾道ミサイルを発射。今回は距離を約10倍に伸ばした。

 北東部豊渓里(プンゲリ)の核実験場では「核実験が可能な状態を維持している」(韓国の情報機関、国家情報院)との分析もあり、核実験を含む軍事的挑発が続く可能性は高い。

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