自作再訪

森山大道さん『写真よさようなら』 この世界のペラペラな表面だけを撮り続ける

 街頭でいちいち意味とか理由とか考えても仕方ないしね。コピーだけはいっぱいする。あとはもう好きに見てってことだね。共感してもらえればそりゃうれしいけど、してもらえなくてもしようがない。見る人のものになる。それが写真の面白いところだよね。

 〈同書は後に新装版なども出ているが、初版は極めて入手困難。森山さんが仕事場にあった1冊を「僕が撮るよ」と撮影してくれた。これぞまさしくコピー!?〉

 【プロフィル】森山大道

 もりやま・だいどう 昭和13年、大阪生まれ。明暗差を強調した独特の映像で人気を集め、ストリートフォトの名手として国際的な評価を得ている。毎日芸術賞、ドイツ写真家協会賞、日本写真家協会作家賞など受賞多数。