経済インサイド

1万円札が消える!米ハーバード大教授がぶち上げた「1万円札廃止論」のナゼ そもそも現実的なの?

 その上で、木内氏は日本で現金需要が高いのは、日銀が全国に現金が行き渡るように頻繁に輸送したり、新札の入れ替えを適宜行っているためだと強調する。木内氏は「現金利用の利便性を高める日銀の取り組みが、日本のキャッシュレス化を遅らせているとの指摘は的外れだ。ましてや現金が犯罪行為に利用されていることを間接的に助けているとの一部の意見は誤りだ」と述べ、1万円札廃止論に異議を唱えている。(経済本部 米沢文)

ケネス・ロゴス氏 専攻はマクロ経済学、金融経済学。米イェール大を首席で卒業。マサチューセッツ工科大で博士号取得。プリンストン大を経て、1999年ハーバード大経済学部教授。2001〜03年国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト。カーメン・ラインハートとの共著にベストセラー「国家は破綻する 金融危機の800年」。チェスの天才として知られ、1978年チェスの最高位グランドマスター取得。64歳。米ニューヨーク州出身。