全国学力テスト

実施10回目「応用力なお課題」と文科省

 全国学力テストは、調査結果を国や各教委の教育施策と現場の指導改善に活用するのが狙いだ。旧民主党政権下で、全員参加方式から一部の学校を対象とする抽出方式に変更されたが、自公政権下で再び全員参加方式となった。抽出方法より費用はかかるが、全教室で実施することで教員一人一人が授業改善に生かせる利点がある。

 東京学芸大教職大学院の今井文男特命教授は「学校現場では調査結果を検討、活用することが定着し、上位県に指導方法を学ぶことで成果を上げた県もある」と指摘。その上で「抽出調査では結果を生かした工夫ができる学校とできない学校が生じる。調査の信頼性、客観性に加え公平性の観点でも全員参加方式が望ましい」と話している。