菅義偉官房長官 徴用工めぐる韓国対応「河野太郎外相が簡潔に提起」と説明 請求権「解決済み」と強調

 菅義偉官房長官は25日午前の記者会見で、河野太郎外相が7日にフィリピン・マニラで韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と会談した際、日本の朝鮮半島統治時代の徴用工に絡む韓国側の対応に関し「簡潔に提起した」と述べ、適切な対応を求めて抗議していたことを明らかにした。

 韓国では「徴用工の像」設置の動きに加え、文在寅大統領が17日の記者会見で、1965(昭和40)年の日韓請求権協定で消滅した徴用工に絡む請求権について「個人の権利は残っている」と認める発言をした。

 菅氏は、徴用工に絡む請求権について「日韓請求権協定によって完全に最終的に解決済みというのがわが国の正式な立場だ」と強調し、韓国側を牽制した。

 また菅氏は、29日から韓国・釜山で開かれるアジア中南米協力フォーラム外相会議に中根一幸外務副大臣を出席させる方向で調整していると説明。河野氏欠席と徴用工をめぐる対応との関係については「全く関係ない」と否定した。